物欲を抑えるコツ

ミニマリズム

こんにちは。着物なミニマリスト 藍色と申します。

 本日は、これから持ち物の数を減らそうと考えている方や、減らそうと取り組んでいる方のお役にちょっとだけでも立てればという気持ちと、先日とある物欲に打ち勝った自分を褒めてあげたいという心持ちで、物欲と距離を置く方法についてつらつらと書いていこうと思います。

 結論を言うと、物欲を抑えるコツ、これ即ち情報の遮断。これに尽きると思います。

※広告が入っています。読みづらい箇所があるかもしれません。どうかご容赦ください・・・。

情報の遮断の『必要性』

 今や各自がアンテナを張って多量の情報を吟味し、信頼できるものだけ抽出するような生活が根付いているように思います。情報リテラシーといえばいいのでしょうか。悪意ある嘘や間違った知識が溢れ、また全員が情報を持っていることが当たり前になったことで、「必要以上の量」の情報を摂取してしまうことも当たり前になってしまいました。

 

 自分自身を他人、特に「映える」生活を送っている人と比較してしまうことも、余分な情報が入ってこなければ興味のないままで済んだはず。別にプライベートジェットが必要なほど遠くに何度も行くこともありませんし、お金持ちに見初められるためのご尊顔もなくてもいいんです。 

 洗濯物の生乾き臭や白髪など、自分自身が気になるようになってから対処すればいいはずなのに、商品を買わせようと不安を煽る情報が多くて気になってきてしまうこともあります。

 流行のファッションもSNSでみんなが知ってる。去年の服じゃ時代遅れってすぐにばれちゃう。だからインフルエンサーがお勧めしてる服が欲しい。こう思っていた時期が私にもありました。ですが、意外とみんな気にしていません。本当のファッション好きなら他人のファッションにとやかく言わないものです。

 

 要らない情報までどんどん入ってきてしまうことで、余分な憧れや不安、気分の変化が生まれ、物欲に化けてしまうということです。どうしても視界に入る、耳に入ってくる情報は仕方がありません。全員がYoutubeのプレミアム会員になる必要はありません。気にしすぎては疲れてしまいます。でも、自分のできることから少しずつ入ってくる情報を減らしてみるのはいかがでしょう。物欲は、外的要因から発生することの方が多いと思います。それに案外、情報は減らしても困らないものです。では、実際に私がどんな情報を減らしていったかご紹介します。

情報遮断の『具体例』

 テレビ

 これが結構情報量が多いんですよね。見ている番組からは、お洒落な服や良い暮らし、素敵な家や羨ましくなるような体験が溢れています。CMに入ればたくさんの商品の宣伝が、魅力を伝えたり、不安を煽ったり、みんな使ってると同調させようとしたり、誘惑のオンパレードです。

 私はテレビを断捨離して、だらだら見る時間が節約できたことも良かったと思っていますが、芸能人の恋愛や流行のアクティビティなどの情報が遮断できて、頭がすっきりしたような感覚が一番の収穫ではないかと思っています。ドラマで主人公が暮らしている素敵な部屋のインテリアを真似したくなることもなければ、流行の新作スイーツを取り寄せようと思うこともなくなりました。テレビを見ていないと、職場の人や友人との会話についていけないんじゃないかと心配なそこのあなた!問題ありませんでしたのでご安心を。人は本当に大切な話をするときにドラマや芸能スキャンダルを引用することはありません。

通販サイト

 私はユニクロで服を買うことが多かったのですが、洋服の断捨離をした際にこんまりメソッドの「ときめくかどうか」を基準にしたところ、ユニクロはほぼ全て手放すことになってしまいました。特に不満もありませんでしたが何故。ここで反省しなければ断捨離の意味もない!と購入履歴を調べてみると、ほぼ全て通販で購入しており、1年半の間に10万円以上使っていました。ユニクロだけで、ですよ。驚愕しました。つまり私はユニクロの断捨離だけで10万円以上の洋服を手放したことが判明しました!

 定期的に、新作が出ていないか、目をつけていた服がセールにかかっていないかネットでチェックする癖がついていたことと、Youtubeでお勧めされている品を買う習性がついていたことが原因でした・・・。

 そこで、ファッション系Youtuberのチャンネル登録を解除し、ユニクロの通販アプリを削除して物理的に洋服の情報を遮断してみたところ、まっっっったく服を買わなくなりました。服が欲しいと思わなくなったのです。今着ている服に不満がない状況ならば、情報さえ入らなければ物欲は湧かないことに気づけました。

ウィンドウショッピング

 私は洋服などが大好きで、以前は毎週いくつかの店を巡回することを日課にしていました。素敵なものを見つけると、「ものを減らしたばかりだから」「必要最低限のものしか買っちゃダメ」と一度は帰宅したものの、家でずっと悶々として翌日には買いに走るようなことを繰り返していました。断捨離したものを見直したところ、このような買うつもりのなかった購入品の占める割合が大きいことが分かりました。そこで、どうやったら物欲を抑えて無駄遣いを減らせるのか検討してみました。

 必要なものか冷静に考える強い意志か、財布の中身を少額にして物理的に買えなくしてしまうか、などなど。しかし、無駄な買い物の根本的な原因って、意志やお金ではないと思うんです。見てしまうから、手に取ってしまうから、鏡で合わせてしまうから、購入という道を辿ってしまう。そもそも「買い物に行くこと」が無駄な買い物の原因だと気づきました。意志の力で無駄遣いをしなくなれるような人は、そもそも断捨離などしないのです。ウインドウショッピングは無駄遣いの始まりなのです。

 それからは毎週の日課の巡回をやめて、読書や勉強などこれまで時間がなくてできなかったことに手を付けるようになりました。不思議なもので、足が遠のくにつれてショッピングへの意欲も薄れていき、新しく何かを買ったり持ち物を新調したりしようとも思わなくなりました。


 

 そんな風に偉そうに言いましたが、実は先日友人と久しぶりにウィンドウショッピングしてきました。素敵な品々の並ぶお店に遊びに行けてとても楽しかったのですが、やはり物欲センサーが反応してしまい、危うく衝動買いしそうになったものがあります。ルームフレグランスです。

 私はミニマリストですが、素敵な暮らしにも憧れがあり、香水やルームフレグランスでいい匂いを楽しむのも大好きなのです。左の写真が香水のコレクション。季節や気分、TPOで使い分けたいと思うと、自然と数が増えてしまいました・・・。また今度詳しく紹介しますね。

 私が買いそうになったのは、写真右側の溶岩石に香りを染み込ませたルームフレグランス。これの別の香り。私が所有する東洋の甘い香り「ナイトスーク」もお気に入りなのですが、欲しくなったのこんな香り。

暗い闇の中にゆらめく灯火
力強いレザーとアンバーのウッディな中に、ほのかなフローラルのすっきり感がアクセントになるダークな香り                       MAD et LEN公式サイトより

 もうこれだけで欲しくなりますよね。文章も素敵なんですが、京都のお寺のような静かで穏やかなお香の香りが、私の目指す部屋の雰囲気にピッタリだったんです!いえ、買いませんよ。もうすでに一つ持っているので。でも本当に素敵な香りだったんですよ。買わなかった自分を褒めてあげたいです。これまでの経験(反省)が生かされた結果ですね。

結び

 結論と致しましては、テレビを見ない・通販サイトを見ない・実店舗にも入らない、の3拍子で物欲を刺激する情報を遮断しよう、ということになります。最後に素敵な品の紹介をしてしまったので少し反省していますが、後悔はしていません。物欲は悪いものではなく、無駄に欲しいという気持ちを煽られることがよくないと考えています。なので、皆さんは心がときめいたものは是非手に入れて、素敵な人生のお供に加えてあげてください。

 

 

 終わり

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