- 浴衣を畳む
- 洗濯ネットに入れる
- 洗濯機でお洒落着洗い
- 脱水を10秒
- 着物ハンガーで陰干し
以上です。
…もう少し詳しくお伝えしていこうと思います。
着物で暮らして5年目になる私から、浴衣すなわち木綿着物をどのように洗っているか、具体的に皆さんに共有していきます。
「買ったはいいものの、洗えるか不安で浴衣が着られない」
「クリーニングは金銭的に無理だし、手洗いなんかも面倒で無理」
なんて方々の参考になるかと思います。
※広告が入っています。読みづらい箇所があるかもしれません・・・。
浴衣を畳む
まずは着物を畳みましょう。サイズ感はこのくらいです。
畳む際にわたくし藍色が気を付けているポイント・手抜きポイントは以下の通り。
- 強めな汚れがないか畳む前に全体を確認(あれば洋服のように処置)
- 裏返してから畳む
- 襟(首にあたるところ)が外側になるように
- 畳み方はおおざっぱで大丈夫(縫い目だけ合わせれば〇)
- 洗濯ネット(後述)は普通のもので代用
浴衣を裏返す際は、袂の内側の縫い目をしっかり確認しましょう。ほこりがたまっていることがあります。
洗濯ネットに入れる
なぜネットに入れるのかと問われれば、洗濯機の中で絡まったり遠心力でちぎれたりしないように、と答えます。
私は、ご家庭にある普通のネットを使用しています。
あまり大きなものですと、ネットの中で畳んだ浴衣が広がって悲惨なことになります(実体験)。
ちゃんとした着物専用の洗濯ネットも売っています。
スラックス用で代用する方もいらっしゃるそうです。
洗濯機でお洒落着洗い
あとは洗濯機を回すだけ。ですがここでも注意していただきたいことと、神経質にならなくてもいいことがあります。
まずは洗い方。優しいモードで、脱水はしないようにしてください。
次に洗剤。ぶっちゃけ浴衣の染め方や素材で変わってくるので、プロであればあるほど断言は避けると思います。しかし、普通に暮らす中で着物を着ている私が、一切責任を負うことなく言わせていただけるのであれば、
なんでもいい、です。
中性じゃなくてもいいし、お洒落着用やウールに使えるようなものじゃなくていいです。私は無印良品の弱アルカリ性(中性より洗浄力強め→生地に優しくないらしい)を愛用していますが、特に不具合は感じていません。
脱水を10秒
できれば、洗濯機のスイッチを入れたら終わるまで待つだけ。そんな楽ちんな工程がいいですよね。
ですが、浴衣のシワを防ぐためにひと手間加えていただきたい。洗濯モードから『脱水』の工程を外すこと、そしてすすぎが終わったら脱水を10秒間だけかけること。
「脱水が始まったら洗濯機のところまで行って止めればいいでしょ」と思うとたいがい失敗します。
着物ハンガーで陰干し
脱水を10秒だけかけたら洗濯機の役目は終了です。
あとは干すだけ。普通のお洒落着と一緒で、日焼けしないように陰干しするだけ。
ここで注意したいことはふたつ。
- 水を含んで重たい浴衣を普通のハンガーにかけないこと。
- 水がえげつないほど滴るので干す場所に気を付けること。
普通のハンガーでは、肩で衣服全体の重みを支えることになり、文字通り『荷が重すぎ』ます。まっすぐの棒状のもので干すと、荷重が分散されるだけでなく生地がまっすぐのびてシワも減ります。
↑裄の長い男性はこのオレンジ色の長いタイプがおすすめです。あずき色の通常タイプでは少しだけ足りませんでした。
洗濯によるシワを軽減する工夫
最後に、私が実践していることと、先輩諸兄が実践されていることをまとめてみました。
- 専用の洗濯ネットを使う
- 脱水を最小限に
- 着物ハンガーで干す
- 干す際に、生地を引っ張る
- 干す際に、生地を両手で挟むようしてに叩く
- 半乾きの状態で綺麗に畳んで寝押しする
- 衣類スチーマー(これだけでよくない?)
皆さんの暮らしが、一層素敵なものになりますように。
おわり。