暮らしを整える だから筋トレする

ミニマリズム

 ミニマリストが身体を鍛えることで感じたことを書いていきます。結論、時短にも繋がり、丁寧な暮らしをする上でも必要な要素だと感じています。皆さんも、暮らしを整える際は、ミニマリズムだけでなく筋トレも取り入れていてはいかがでしょうか。看護師歴6年、ミニマリスト歴3年の私の体験をもとにお伝えしていきます。

※広告が入っています。読みづらい箇所があるかもしれません。どうかご容赦ください・・・。


 

 私は中高に弓道、剣道をしていましたが、成人してからは運動はせず、かといって細身な自身の体型にコンプレックスはありませんでした。ところが、社会人となり、湯船に浸かりふと見降ろした腹に何本が横線が走っていました。肉です。

 さっき運動をしていないと言ったな。あれは嘘だ(シュワルツネッガー風)。何度か腹筋を割りたくて筋トレをしたことがあるのですが毎度挫折していました。しかし、ぜい肉に気づいたのは、食事や睡眠などの生活習慣を整えていく中でちょうど運動不足を痛感していた時でした。急に現実を突きつけられたのです。浴槽には魔物が住んでいる。

 

 そこで、SNSで憧れていた方がやっていた「プランク」なるものを始めてみました。前腕を床につけて、体をまっすぐ伸ばし、腕とつま先で自重を支えるあれです。音楽を聴いて気を紛らわしても20秒もすれば床にキスしてしまいます。最初の3日間ほどはかなり熱烈なキスでした。

 

 プランクはきついし、すぐに効果も表れない。これまでの筋トレと同じくすぐに辞めるかと思われた1週間後。

 

 

 私は車に轢かれました。

 

 いえ、正確には私に気づかなかった停車中の車が発進し、私の左側から突っ込んできたのです。突然のことでよく覚えていませんが、「バン!」と大きな音がしたと思ったら、私は左手を車の鼻先に突っ張り、30㎝程横にスライドしていました。体は倒れず、ただ横に滑っていたのです。まるで少年漫画でビームを片手で受け止める強キャラのように。「ちゃんと体幹鍛えられてたんだな」。意外なところに発見はあるものです。

 

 その発見以来、私は毎日こつこつプランクを行い、今では90秒まで耐久時間を伸ばしてきています。モチベーションの上がり方に貴賎なし、です。少し腹筋も割れてきました。

 

 さらなる収穫は、運動することを習慣化すると他の物事も円滑に進むということです。最初に辛い筋トレさえしてしまえば、後の勉強や家事に弾みがつくのです。やりたくないとだらだら過ごす時間がなくなりましたし、生活にメリハリがついたことで読書や趣味により集中できるようにもなりました。

 

 おすすめは目覚めてすぐの筋トレ。目も覚めて体も温まります。便通もよくなったし、朝の砂のように零れ落ちていく時間を大切に使おうと思うこともできるようになりました。最近では朝に瞑想もしてみようか、なんて思ってみたり。少しの運動で、身体だけでなく精神的、そして時短や趣味にもいい影響が出ていると感じています。

 

 どんなことが生活をよりよくするきっかけになるか、分からないものですね。

 

 あの日湯船にいたのは、魔物ではなく神様だったのかもしれません。

 

 終わり



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