鼻緒ずれ予防グッズ3選

暮らしと着物

新しく買った草履、久しぶりに履く下駄。

着物で暮らし始めたり、夏祭りに出掛けたり。はたまた京都の散策か。どれも素敵でわくわくします。少し気恥ずかしいような、それでいて誇らしいような、そんな気持ちで素足に下駄でからんころん。楽しいですよね。

そして、悲しいかな。それにつきものなのが、鼻緒ずれ。痛いだけでも嫌なのに、皮がめくれたりしたら歩くたびに阿鼻叫喚です(私も今期、おにゅうのサンダルを履いて鼻緒ずれし過ぎて・・・)。

今回は、そんな辛い思いをする方が少しでも減って欲しいという考えから、鼻緒ずれの予防方法についてまとめました。便利グッズについてもまとめましたので、興味のあるものがあればご覧ください。

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基本的な対策

鼻緒を引っ張って、少し緩くする

鼻緒がきつくて擦れている場合、これだけで解決します。強く引っ張りすぎて鼻緒が台から抜けてしまわないように気をつけましょ~。また、本来なら買った時に調整してもらうのが一番で、次点も専門店に持ち込んでフィッティングを調整してもらう、というのが私の正直な見解です。

鼻緒をほぐす

これは説明不要ですね。鼻緒を柔らかくしておけば、擦れも軽減できます。引っ張るついでにやっておきましょう。

前もって履いて慣らしておく(鼻緒も足も)

お次は、少し気長な手段。

新品でいきなり長距離を歩けば、スニーカーでも靴擦れします。夏祭りなどのイベントで履く予定なら、近所の買い出しなどでちょっとずつ履いて慣れておきましょう。鼻緒も少しゆるんで柔らかくなりますし、足の肌も鼻緒との摩擦に慣れれば皮がむけにくくなります。

その他

今回の『素足に草履を履いた際に鼻緒ずれを起こさない方法』と趣旨が異なりますが、いくつかの代替案も情報共有しておきます。

  • 履き慣れたサンダルを草履の代わりに履く
  • 足袋を履く
  • 適切なサイズの草履、下駄を選ぶ

鼻緒ずれ予防グッズ3選

指の間の痛み予防にはこれ

親指と人差し指の間が痛くなる人におすすめなのが、鼻緒の付け根にジェルパッドを取り付けるという方法です。履きなれてくれば鼻緒はやわらかくなってくると思いますので、新品をいきなり夏祭りで履く、なんて時に重宝しますね。

足の甲の保護にはこれ

「足の甲が擦れて痛いが、足袋は履かずに素足で涼しく夏らしくいきたい」

という場合はこたびを。足の甲だけ覆ってくれるソックスです。清涼感と足の保護、どちらも欲しい欲張りさんにぴったりです。鮮やかな色を挿し色として使ったり、着物や帯の色と合わせて使うのが、個人的におすすめです。

万能の皮膚保護クリーム

「草履に変な部品をつけたくないし、変な靴下も履かずに素足でいきたい」

そんな場合には、皮膚保護クリームを塗るのはどうでしょうか。激しいスポーツの負担から足を守るために塗り、皮膚の上にバリアを形成するというものです。7~8時間ごとに塗り直せと商品説明に書いてありますが、「めっちゃもつじゃん!」と笑ってしまいました。

これなら見た目も素足そのままで、自然に草履を履くことが出来ます。新品の革靴を履くときなんかにも重宝しそうです。草履だけじゃなく、全ての履き物で使える。これはミニマリスト的にも嬉しいですね。

わたしが今回もっともおすすめしたいのがこれです。というか、これを知ったから今回の記事を書いたといっても過言ではありません。

むすび

鼻緒ずれのせいで草履や下駄、ひいては着物を嫌いになってほしくありません。着物は思うよりずっと快適に過ごせる衣服です。ぜひ、今年の夏は浴衣で快適にお楽しみください。できれば下駄をからんころんさせながら。

 

おわり

伝統和服の作務衣
 

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