本日は、ミニマリストが日々の暮らしの中で当たり前だと思っていた習慣を見直し、頻度を減らしたりきっぱり辞めたことについて書いていきます。
「毎日気づくと時間が過ぎていている」「ミニマリストになってしばらく経つけど、思ったより時間の余裕がない」とお悩みの方へ、丁寧な暮らしに憧れているゆるミニマリストの私にもできた、小さな習慣の見直しを共有していきます。固定観念を変え、暮らしをミニマムに、そして楽にすることができるきっかけになると思います。是非お付き合いください。
私達がこれまで当たり前に続けていたことは、やめても特段困ることのない、むしろずっと頑張り続けてきた私達って凄いんだなってことばかり。もっと楽していきましょうというのが趣旨になります。
※広告が入っています。読みづらい箇所があるかもしれません。どうかご容赦ください・・・。
食事
まずは食事の回数を減らしました。今は夕飯だけの一日一食生活をしています。日中頭がすっきりしたり、調理や食事の時間、そしてお金が浮いたり、デトックスできるなどなどメリットは数多ありますが今回は割愛します。
看護師として働き、事務仕事より活動量が多い私ですが、特に問題なく日々過ごせています。昼過ぎに小腹が空く感覚はたまにありますが、働いていると食欲は逆に消失します。夜に野菜をしっかり取るようにしているためか、調子が崩れたり肌が荒れたりすることもありませんし、元気がなくなったりいらいらしたり、集中力が落ちることもありませんでした。
むしろ、これまで何故三食きっちり食べなきゃいけなかったのかと不思議に思う今日この頃。エネルギー消費量や体の調子にもよるし、美容や美味しいものを食べることが好きな方には当てはまらないかもしれません。
食事に関してもうひとつ。日々の献立を考えるのはやめました。いくつかの料理をひたすら周回するだけ。これがすごく楽。必要な調味料や食材は限られるので日々の買い物もすぐに済みます。毎日お客さんを招くわけでもないので、自分のためだけの料理ならそこまで献立にバリエーションをつけなくてもいいと思います。やってみると案外飽きないものです。同じことを続けることで、微妙な火加減で味が変わることなどが分かるようになります。幅を広くするのではなく、狭く深く楽しむこともできることが分かっただけでもやってみる価値はありました。
食器洗い
食洗機を導入しようという話ではありません。便利ですが。
皆さんにお聞きしたいのですが、毎日使うコップって洗う必要ありますか?我が家では、洗面所に歯磨き用のコップがありました。毎日使ったら水で簡単にすすぐだけ。なのに、食事で使ったグラスはお茶しかいれていないのに洗剤でしっかり洗う。何故でしょう。
私は毎日水を1.5L飲むようにしているのですが、こまめに飲むその度にコップを洗うのは面倒です。いつしか一日の終わりに洗うようになり、今では水を飲むコップは週に一度程度しか洗剤では洗っていません。汚いって言わないで。
油性の汚れなら洗剤で洗いますし、しばらく仕舞うなら同様です。しかし、使ったら洗うものという先入観を取ってみると、汚れが見えないなら別にいいんじゃないかと思うようになりました。衛生管理にうるさい看護師ですが、自分の生活はずぼらでもいいのです。今の所、カビとか臭いとか困ったことは起きていません。夏はちょっと気をつけようと思います。
掃除
これも自動掃除機の話ではありません。先日購入したのですが、便利でおすすめです。また今度感想を書いてみようと思います。
私は、一定の期間をおいてまとめて行う掃除をやめて、キッチンや机など使う度にささっと拭くだけにしました。以前は週に一度がっつり床やキッチンの掃除をしていたのですが、汚れはその日のうちに取る方が楽だと学び、ちょこちょこやるようにしています。ものが少ないので簡単に拭けるのも、毎日できる要因です。
毎日のこまめな掃除に替えてから、生活の中で掃除が占める時間や労力はかなり減った印象です。ロボット掃除機を導入したことを差し引いても、です。
シャンプー
最近シャンプーと湯シャンを交互にしています。つまり、シャンプーは二日に一度しかしていません。
もとは頭皮や髪の乾燥を軽減させるためにやってみたのですが、私の体質には合うようですぐに改善されました。臭いや痒みもなく、べたつきもせず、ヘアセットも湯シャン翌日の方がキマる気がします。適度な油分が秘訣でしょうか。
体は毎日ボディソープで洗わないと気持ち悪いですし、入浴後にしかベッドに入りたくないほど綺麗好きな私ですが、頭は毎日洗剤で洗わなくても不快感はありませんでした。シャンプーをしないとお風呂時間が短縮されて、風呂上がりに時計を見ると「意外とまだ寝る前にできることあるかも」となります。時短できるところもおすすめです。
シーツの洗濯
毎週ベッドシーツや布団カバーを洗濯するのをやめました。今は月に一度の洗濯で回しています。あんなに場所を取って乾きにくい洗濯って他にありませんよね。やるたびに時間と体力が削られます。シーツ自体も年中麻素材を使うようにしたので、乾きやすさは改善されました。色も生成り色で素材感もよく、インテリアとしても麻はおすすめ。
以前は、シーツも服や食器と同じように毎日洗うべきもので、でもそれは難しいからせめて週に一度は必ず洗濯して汚れを落とすべき、と考えていました。しかし、実生活で汚れていると感じたことは一度もありませんでした。黄ばみもないし臭いもしない。確かに寝ている時も汗はかくので、科学的に言えば汚れているのでしょう。しかし、朝起きてまずベッドメイクをささっとすれば、シーツ全体に風を通すことが出来ますし、麻素材を使っているのでそもそも通気性もいいのです。窓際で寝ているので、カーテンを開けておけば日光浴もさせられる。普段はそれで十分だと感じています。
今のところ、毎日眠る上でシーツ類の汚れを感じたことはありません。念のため、枕元だけカバーをかけていますが、そのカバーも臭うことはないので月に一度の洗濯で済ませています。家事の大幅な削減ができてなかなか快適です。
服の洗濯
毎日、その日に着た洋服を洗濯することをやめました。汚いって言わないでください。汗だくの夏場はまた変わります。
服が傷むのは、着ている時ではなく洗濯している時です。そして、肌着を着ていれば、一度着た程度で洗うほど汚れることはないことに気づいてから、洋服は脱いだらハンガーに掛けて翌日も着るようになりました。おかげで洗濯物が減るので洗う、干す、取り込むの一連の日々の家事の量が減り、労力と時間の節約ができるようになりました。
これができる背景を説明します。私は看護師として働いており、職場で白衣に着替えて働きます。なので、一日の中で私が洋服を着るのは通勤退勤の間だけ。そしてほとんど電車移動なので汗もかきません。そして、後ほど紹介しますが、私は毎日同じ服で過ごすことに抵抗を感じないので、洗濯済みの服を新しく着るより前日と同じ服を着ることも抵抗なくできるのです。
「一度着た服をそのままにしたら、臭ったり黄ばんだりしないの?」と心配する方もいるかと思います。しかしよく考えてみてください。スーツのスラックスって、洗濯できないことを理由にクリーニングまでの数か月間ずっと洗いませんよね。セーターやデニムも毎回洗う方は少ないでしょう。それと同じです。
もちろん私のように一日中着ない、だから翌日にも着る、というのは万人に当てはまらないかもしれません。しかし、一度ご自身のライフスタイルを鑑みて、洋服の過剰な洗濯をしていないか見直してみてはいかがでしょうか。お気に入りの洋服を駄目にするのは、着て汚すことより洗濯し過ぎることかもしれません。
着回し
毎日のコーディネートに変化をつけることをやめました。私の冬の通勤スタイルは、紺のタートルネックに紺のパンツ、ブーツに紺のチェスターコート。差し色やアイテムを使い分けて、いわゆる1週間着回しコーデを考えることはしなくなりました。だって誰も気にしてないんですもの。
毎朝、しょぼしょぼした目のままよく見ずに着替えても絶対に同じクオリティのコーデになるのです。時短にもなりますし、あれこれ考える思考の無駄も省けます。暮らしが少しすっきりするのです。
自分のスタイルを確立できると、物欲も抑えられ、無駄な買い物もしなくなります。「このセーター、着回しに使える」なんて思いません。着回しする必要がないのだから。「このタートルネック格好いい」なんて買いません。もうお気に入りを持っているし、毎日着ているのだから。ここでも無駄な思考、物欲とのせめぎ合いをせずに済むので、頭の中がすっきりすると思います。
「毎日同じ服じゃ飽きないの?」と不安になこともあるでしょう。しかし、それはありませんでした。色んな服を持っていても、結局お気に入りのものばかり着てしまいませんか?着たい服があるのなら、それをずっと着て、飽きるつまり満足したら次のお気に入りを探せばいいのです。それに、毎日同じ服装をする、つまり着こなしの反復をすることでファッションが洗練されていき、自分だけの世界観を作ることが出来ます。これはいくらお金をかけても手に入らない、時間と経験が必要なものです。是非手に入れてみてください。
やめたい習慣
ここからは、今後私が削りたいと思っている習慣をご紹介します。
洗濯物を干す
これは早く手放したい習慣のトップです。洋服やシーツの洗濯頻度を減らしても、靴下や下着などのこまごまとしたものは洗濯するので、それらをひとつひとつ洗濯ばさみに挟み、乾いたら全部外して仕舞う。私はこの時間が嫌いで、一刻も早くこの手間を削りたいのです。
乾燥機能付き洗濯機を新調するか、今の洗濯機を残して乾燥機単体を買うか。それが今の悩みです。今気になっているのはこれ。
出勤
もともと通勤電車の人混みが嫌で、今では早起きして出勤する日々です。しかし、そもそも出勤したくない。できるならずっと家にいたいのです。通勤時間を省くことが出来る在宅ワークに憧れています。しかし看護師という仕事柄、現場にいないといけないので無理。どうにか理想の暮らしに近づけないか検討中です。
SNS徘徊
色々と習慣を削って時間を作っても、youtubeをだらだら見てしまうこの悪習慣を断たねば元の木阿弥です。でも、無料で頭のいい人の思考に触れられるのは魅力的でなかなかやめられません。0か100か、白黒はっきりつける必要はないと思うので、うまい付き合い方を模索中です。
結び
幼いころからの生活習慣は私たちの今の生活の根幹を成す大切なもの。しかし、当時良いとされていたものが今では異なる評価をされることもあります。一例として、私達は水や食品、空気などの過剰な清潔さに慣れてしまっているのかもしれません。意外と清潔度を下げても大丈夫なことが分かると、暮らしに余裕が生まれます。
子供の頃は親と同じ生活を送っていましたが、今の自律した私たちではライフスタイルが異なります。しかし生活習慣はそのまま引き継いでいる。まずはそれに気づくことが、習慣を見直す最初の一歩です。
皆さんの暮らしがより良いものになりますように
終わり