ミニマリズム 蝋燭の灯りで羊羹を食べてみて思ったこと だがその羊羹の色あいも、あれを塗り物の菓子器に入れて、肌の色が辛うじて見分けられる暗がりへ沈めると、ひとしお瞑想的になる。人はあの冷たく滑らかなものを口中にふくむ時、あたかも室内の暗黒が一箇の甘い塊になって舌先で融けるのを感じ、ほんとうは... 2022.02.13 ミニマリズムミニマルな暮らし