最近よく時短っていうけど、時間を作る必要性をあまり感じない。こんな風に考えたことありませんか?生活にミニマリズムを取り入れた頃、私はそう思っていました。
今回は、「時間はあるけど何をすればいいのか分からない」「ミニマリストになって時間が余るようになった。次は何をしたらいいんだ」と考えている方に向けて、28歳、ミニマリスト歴3年の私が悩んだことを書いていきます。
結論として、無駄なことに充てていた時間を有意義なものに使いましょう、という何とも代わり映えのしない言葉になってしまうのですが、読んでいただければこの結論が腑に落ちていただけると思います。どうぞ、時間が許す限りお付き合いください。
※広告が入っています。読みづらい箇所があるかもしれません。どうかご容赦ください・・・。
ミニマリズムが余裕を作る
私はミニマリストになり3年が経過しました。家事の時間は年々減少し、テレビも観なくなったのでだらだらする時間もなくなり、ウインドウショッピングに出掛けることもなくなったので休日の時間を持て余すようになりました。読書や映画鑑賞が趣味で、カフェ巡りや英語の勉強もしていた私ですが、なんというか張り合いのない生活をしていました。そんな時に、ミニマリストの多くが「時間も資源だ。時短家電を買って家事を減らそう」と発信しているのを目にしました。
しかし、何か締め切りに追われているわけでもないし、生活を整えて十分時間は余っていた私にとって、時短するためにわざわざ高い家電を買ったり家事代行サービスを利用する意義は理解できませんでした。掃除は好きでしたし、料理も苦痛ではありません。むしろ丁寧な暮らしに憧れている緩いミニマリストの私にとって、時短とは生活を機械的に済ませてしまい人間味を失わせるものだという印象を持っていました。(今でも少し感じています)
内省から生まれるやりたいこと
時間があると人間色んなことを考えるものです。コロナ渦でなければ海外旅行がしたかった。暇だから本をたくさん読もう、小説ばかりじゃなくてエッセイや経済の勉強も。英語もぺらぺらになるまで勉強できるじゃないか。しかし、ミニマリストになって「やめること」は上手になりましたが、「新しく始める、荷重を増やすこと」は依然として得意ではありませんでした。やりたいことはあるものの、漠然とふわふわなにも無い部屋に漂っているような状況でした。
そんな中、Youtubeでなら受け身なままで情報を浴びられる、という消極的な理由で見ていた投稿のひとつが、私の意識をほんの少しですが前に傾けました。ミニマリストがFIREした、つまり労働しなくとも暮らしていけるだけの環境を整えたという話でした。
これは私がFIREに目覚めたという話ではありません。自分のやりたいこと、それもメジャーリーガーになるなんて遠い世界のことではなくて、自分の暮らしを良くする、そんな身近なところで努力し、成功したと聞いて、なんだかわくわくしたのを覚えています。
ミニマリストですから、興味さえ湧けばそこに充てられる時間は十分にありました。少し前に傾いた気持ちが、気づけば倒れそうなほどの前傾姿勢に。ネットで調べ、書籍を読み、働かなくてもいい暮らしではなく、「やりたいことができる」という部分への憧れが強くなりました。
そこで、自分にとってやりたいことは何か考えました。海外旅行や移住、お金の心配をせずに趣味を楽しむ丁寧な暮らし、などなど。そのために必要なことは全て、ずっとふわふわ漂っていたものだと今更ながら認識できました。ミニマリズムとは、自分にとって大切なものに気づくための一手段だと考えています。気づいていたはずですが、怠惰な私はそこから動かずにいました。しかし、その日を境に、英語の勉強や経済的自立へのモチベーションが沸いてきたのです。やりたいことが見つかったのです。
目的ができれば時間は不足する
天命を得たとばかりにやりたいことがどんどん出てきました。副業や投資、英語の勉強、それと並行して読書や映画などの趣味の深堀り、もともとの看護師としての仕事も頑張らないといけません。そうなってきて初めて、時間が足りないと感じるようになってきました。
今でも掃除は好きですが、それをするよりブログを書きたい。食材の買い出しも当たり前のことだったのに、今ではその時間を使って英語の勉強ができると考えるようになりました。好きな映画も、今から2時間もかかるなら英語の勉強を削らないと、なんて考える始末。
ただやりたいと思っていたことが、目的のための手段という形に変わったことで、時間の使い方、その密度が変化したのだと思います。
時短に取り組む時が来た
そうなってくると、ミニマリスト諸兄の発言を聞く耳を持つことが出来るわけです。家事や通勤時間を減らし、無駄な飲み会をやめよう。時短家電で時間を作ろう。全部納得できるようになりました。
では何を取り入れるべきか。私が気になっているのは、
- 自動掃除機
- 乾燥機付き洗濯機
- 家事代行サービス
- 職場近くへの引っ越し
このあたりです。食洗器も気になっているのですが、1日1食生活をしているので、そこまで洗い物は出ないのと、食洗器対応ではない食器を使っているので悩みどころです。
実は、自動掃除機は注文済みでして、届くのを待っている状態なのでとてもわくわくしています。なので、今は掃除には昔ながらの箒を使っているのですが、これがなかなか侮れなくて、気に入ってしまっています。多分、自動掃除機の綺麗にできなかったところは箒で補っていくと思います。おかしいな、なんで機械を人間がアナログな方法でサポートするんだろう・・・。
結び
今現在、私は時短に取り組んでいる途中です。今なら時短が大切だと胸を張って言えますし、おすすめします。
しかし、一方で優先度は高くないとも思っています。生活を整える途中であったり、これからやりたいことを見つけるところだったり。そんな時に時短と言われてもピンとはきませんもんね。
自分にとって大切なものを見つけて、それに夢中で取り組む。その過程で時間が足りないと思った時、初めて時短という手段を考えるんだと私は思います。
終わり